こんなにいっぱいある!意外とみんなが知らないピンク系の宝石3選

pink gems

こんなにいっぱいある!意外とみんなが知らないピンク系の宝石3選

比較的人気の高いピンク色の宝石で、メジャーなものといえば、パパラチアサファイア、ルビー、スピネルあたりでしょうか。
もちろん、メジャーな宝石以外にも、まだまだ知られていないピンクの宝石はたくさんあります。
そこで、今回は私のコレクションのなかから、あまり知られていないレアストーンの中でもピンク系の宝石を3つご紹介します。

とにかくレアな「ペツォッタイト」

ペツォッタイトはマダガスカルでのみ産出する宝石で、2003年に認定されたばかりの比較的新しい鉱物です。最初はピンクのベリルと勘違いされていたので、ラズベリーのような色から「ラズベリル」と呼ばれていました。しかし、後にベリルに似ているけれど、全く別の鉱物であることが分かりました。
茶色っぽいものから、ショッキングピンクまでの色合いがあります。また、ときどきキャッツアイ効果を持つものもあります。
モース硬度が8と、かなり傷つきにくく、割れやすさを示す劈開性もないため、実はかなりジュエリーに向いている宝石です。しかし、本当に本当に本当にレアで、透明度が高くて色の濃いものはほとんどなく、インクリュージョンがあることも容認されているほどなのです。
ちなみに、この不思議な名前は分析した博士の名前から付けられています。その名もフェデリコ・ペツォッタ博士。宝石の華やかさとはうらはらに、少しコミカルな名前ですよね。

ライラックのような優しいピンクの「クンツァイト」


クンツァイトも、あまり見かけることの多くないレアストーンの一つです。大粒のものが多いのですが、色が濃いものはとても少ない印象があります。
というのも、紫外線で退色しやすいからというのが理由かもしれません。さらに、モース硬度が6程度と低めなので、あまりジュエリーなどでも使われていないようですね。
ちなみに、クンツァイトという名前は、ティファニーの主席宝石鑑定士であるジョージ・フレデリック・クンツから名付けられました。
代表的な紫がかったピンクの他に、黄色いものやグリーンのものがあります。グリーンのクンツァイトはヒデナイトという名前になり、こちらもレアで高価な宝石です。
ときどき見かけるクンツァイトのジュエリーは、ローズクォーツのような薄いピンクの物が多いですが、ライラックピンクのような濃い色のものは価値が高いとされています。

魔法をかけられたような「ピンクファイアクォーツ」


ピンクサファイアクォーツは、その名の通り、水晶の一種です。
一見、ただの透明のクォーツやスモーキークォーツなのですが、光を当てるとキラキラとピンクに光るのが特徴です。写真では伝わりにくいのですが、本当にキラキラと繊細な光り方をするので、いつまでも眺めていられます。
その光り方があまりに幻想的なので、魔法の粉をかける妖精のイメージで「ティンカーベルクォーツ」とも呼ばれています
2005年ごろに流通しはじめたのですが、そもそも30gほどしか産出していなくて、その後は発見されていないため、非常にレアな存在です。そのため、水晶とは思えないほどの高値で取引されています。
以前は、このピンクのキラキラはコベライトという成分であるといわれていたのですが、最近はヘマタイトだという風にいわれています

今回も、レアな宝石ばかりをご紹介しました。特に、ペツォッタイトやピンクファイアクォーツについては、探してもなかなか見つけられるものではありません。
このレアさ故に、知られていないということもあるのかもしれませんが、どれも素敵な宝石ばかり。
この記事をきっかけとして少しでも多くの方に知っていただけるとうれしいですね。

リカラット編集部 監修