パライバトルマリンは産地によって価値が変わる?産地別特徴や価格差が知りたい!

独特のネオンブルーと入手困難なことから、コレクター熱を上昇させ続けているパライバトルマリン。

産出するのはブラジルとアフリカに限られており、色も異なることから収集の楽しさも倍増しているようです。

パライバトルマリンは産地別に色などの特徴が異なり、価格相場にも違いが出ます。

今回は、パライバトルマリンをコレクションしたい方必見!

パライバトルマリンを賢く買うために知っておきたい産地別の特徴や価値から、気になる販売価格などなど、絶対に身に付けておきたい、パライバトルマリンの基礎知識をお伝えしていきます!

パライバトルマリンの産地別の特徴

現在は海を隔てて切り離された南米とアフリカ大陸ですが、太古の時代にはひとつの大陸として繋がっていました

パライバトルマリンの原石はとても古い地層で発見されていることから、何千万年も前に地中で生成したものだと考えられています。

人類が誕生するよりも遥か昔の時代に、大きな地殻変動によって離れ離れになってしまった南米とアフリカ。

そんな中で生き残ったパライバトルマリン達は、遠く離れたブラジルとモザンビークの地中の奥深くで、高熱と高圧にさらされながら、長い間ずっと生き続けてきたのです。

なんだか、七夕ストーリーの地中バージョンみたい・・・。想像するだけでも、とてもロマンのあるお話・・・
なんて、イエイエ、これはれっきとした実話なのだから驚きです!!

こうして自然界の事情により、離れた場所で育つことになったパライバトルマリン。

この子たちは、ブラジルとアフリカという異なる環境の下で、それぞれどのような特徴をもつようになったのでしょうか。

ブラジル産パライバトルマリン


ブラジルのパライバ州バターリャは、パライバトルマリンが世界で最初に発見された場所です。

それ故、この土地に敬意を表して『パライバトルマリン』という名前が付けられましたが、人気に一気に火が付いたことから鉱山が枯渇し、希少価値がどんどん上昇していきました。

パライバ産のパライバトルマリンはマンガンと多量の銅(1.5%以上)を含有することから、独特のネオンブルーを発するのが特徴的です。

この色は銅を多く含むパライバ産のみが持つものであり、1カラット以上のものはレア
その上入手が困難なことから最も高い価値が付けられています。

パライバ州の近くにあるリオグランデノルデ州でもパライバトルマリンは見つかっていますが、色が薄くパライバ産ほどの品質ではありません。

アフリカ産パライバトルマリン

2001年にはナイジェリアでパライバトルマリンが発見されています。

薄い色合いをしたものが多く、アクアブルーミントグリーンといった色合いが特徴的です。

さらに2003年にはモザンビークでもパライバトルマリンが発見されました。

アフリカ産のパライバトルマリンは銅の含有量が0.5%未満と少ないことから、色は比較的薄くなりますが、サイズが大きく透明感も高いのが特徴的です。

色の種類も豊富で、ミントグリーン、アクアブルー、深紫、青、青緑、赤紫色などが見られます。

最近は色が濃く高品質のものも産出されています。

パライバトルマリンに関する最新の定義

以前は、マンガンの含有もパライバトルマリンと呼べる条件の一つとされていましたが、最近になって、マンガンはパライバトルマリンの色味に起因していないのでは?という仮説が論文で提唱されました。

そのため、鑑別機関によっては現在のパライバトルマリンの定義は

  • 色味:青~緑のネオンカラー
  • 成分:銅(Cu)が含有されていること

この2つの条件を満たしたものに変わっているそうです。

ただ、まだまだ「断定」とまでは言い切れないようで、中央宝石研究所をはじめとしたAGL加盟の日本の鑑別機関ではマンガンを条件から外すようになったようですが、GIAでは「ジェモロジストに確認中」と慎重に進めているようです。

パライバトルマリンの品質の見分け方

パライバトルマリンの品質は、カラークラリティ(インクルージョン)、照り(輝き)、産地が重要点となります。

品質に関する評価基準は主に以下の4つです。

  • ・・・独特のネオンブルー
  • クラリティ・・・インクルージョンなどの見られない、高い透明感
  • 照り(輝き)・・・ギラギラとした輝きと特有のテリ
  • 産地・・・ブラジルパライバ州。

※色や特徴など、パライバトルマリンの魅力をもっと知りたい方は他の記事も参考に☆

パライバトルマリンの価値と販売価格

さて、では気になるパライバトルマリンの一般的な販売価格です。

パライバトルマリンは産地やカラット、さらには品質によって販売価格が異なります

価格を基準にするのか、産地を基準にするのか。

「初心者だから価格の安さで」
「絶対にブラジル産!」
「モザンビーク産でちょっと違う色を」などなど

まずはあなたが絶対に譲れない!という基準を第一に、購入を考えるようにして下さいね。

一般的な小売価格は?

大型スーパーの中にある量販店など、一般的な宝飾店では、アフリカ産(モザンビーク)が0.5カラットで5万円ほど。

それがブラジル産になると、同じ0.5カラットでも15万円ほどが相場となります。

1万円以下で買いたい場合

モザンビーク産なら、カラット数や品質によっては、1万円以下で入手できるものもあるでしょう。

1カラット以上は欲しい!

1粒で1カラットのパライバトルマリンが欲しい場合は、一般的な宝飾店でもモザンビーク産で10万円以上ブラジル産では40万円近くになります。

さらに高品質のものになると、モザンビーク産で100万円以上、ブラジル産で300万円以上はすると思っても良いでしょう。

思い切って5カラットの高品質を!

さらにさらに、5カラットの大粒で高品質のものとなると、モザンビーク産で1500万円、ブラジル産はなんと5000万円程度の価格がつくそうです。

その上、前述したようなカラー、クラリティ、テリ、産地のすべてが完璧な場合は、世界に数個しかないレベル(!)だと言われています。

変わり種?バイカラーパライバトルマリンが欲しい!


色の宝庫と呼ばれる程カラーバリエーションが豊富なトルマリン。

一石の中に2色入った「バイカラートルマリン」、複数色入った「パーティーカラードトルマリン(パーティーカラートルマリン)」も人気があります。

そして、パライバカラーが入った「バイカラーパライバトルマリン」「パーティーカラードパライバトルマリン」もあります。

こちらは大体0.1ct前後で8万円〜15万円くらいと、通常のパライバトルマリンよりも少しお高めになることが多いようですね。

まとめ

世界的に見て人気が高まり続けているパライバトルマリン。

特にレアなブラジル産は、今後更なる価格上昇も予想されているようです。

思い切って高品質のものを買うか、まずは手が出せる価格のものから始めるか、色々迷うところかもしれません。

しかし、いつか手に入れたい、憧れの宝石パライバトルマリン。

あなたにとって特別な一つに出会えますように。

リカラット編集部 監修

リカラットSHOP取扱いのパライバトルマリン

[metaslider id=”17444″]