隕石から生まれた宝石たち~モルダバイト・メテオライト・テクタイト

世の中には不思議に思うことがいっぱい。

例えば、
「おならは音が大きければ大きいほど臭くない」
って知っていましたか?(笑)

いったいなぜ?と思うことの中で、私がオナラよりも関心があるのが「隕石」です。

だって考えてみてください。
隕石といえば星のかけら。宇宙は「無重力空間」なのに、どうして星が「落下」するのでしょうか。。。?

その答えの謎は後で調べることにして、今回は、その隕石の中でもひときわ美しい鉱物を3つ、ご紹介します!

テクタイト


日本や中国などで比較的多く発見されているのがこのテクタイト。

真っ黒に焦げたパンのような見た目から、宝石よりもお皿などに加工されることも多いガラス質の鉱物です。

テクタイトの成分は、地球で採れる鉱物と全く同じだったために、隕石か、もともと地球にあった鉱物か長い間謎とされてきました。

そもそも発見される隕石の全体、およそ95%は岩石質の「石質隕石」で、主にケイ酸塩鉱物からできているので地球の石とよく似ています。

しかし現在、テクタイトは、小天体が衝突した時の圧力や熱で溶かされ、飛び散りながら急速に固まってできたガラス質の鉱物だと認識されています。

モルダバイト

まるで緑の花びらを集めたような不思議な形の鉱物、モルダバイト。チェコ共和国のモルダウ川周辺で見つかった緑色の天然ガラスです。

前述したテクタイトの一種だと考えられていますが、テクタイトが真っ黒で丸い形状なのに対し、モルダバイトは抹茶のようなグリーンカラーが特徴的です。

モルダバイトは約1500万年前、地球に小天体が衝突したときに地表の珪素が融合し、このような非結晶のガラス物質となったと考えられています。

ちなみに珪素とは別名「シリコン」。肌や髪の毛に含まれる成分です。ということは、モルダバイトの成分と人間の成分はちょっとだけ同じということになりますね。

まあ、珪素は海苔やトウモロコシにも含まれていますが。。。

美しいグリーンのモルダバイトは、研磨されて、よくブレスレットやペンダントに加工されています。

メテオライト(ペリドット)


英語で流れ星、といえば「shooting star」が一般的ですが、本来は「meteor」といいます。
つまり、メテオライトは、英語でそのまま「隕石」という意味ですね。

隕石には、岩石質の「石質隕石」と、金属質の「鉄質隕石」と、その中間の「石鉄隕石」の3種類がありますが、2005年に、スターダストロボット宇宙探査が持ち帰った彗星塵から発見された石鉄隕石の中に8月の誕生石である「ペリドット」が見つかりました。

ちなみに、ペリドットが含まれるメテオライトのことを「パラサイト」と呼ぶそうです。

意味は「寄生」です。うっ・・・。何かちょっと怖い。

ペリドットの歴史は45億年と途方もない年月から始まっています。地球を含む太陽系の誕生時の遺物、とも言われ、古代エジプト人はペリドットを「太陽の石」と呼んでいたとか。

もしかして、古代エジプト人も隕石からペリドットが採れることを知っていたのでしょうか?謎です。

世界ではじめて隕石が目撃されたのは日本だった?

いつ、どこへ落ちてくるのかわからない隕石。世界には隕石ハンターという職業もあるそうですが、実は世界最古に目撃された隕石は、861年、日本の福岡県に落下した「直方隕石」だといわれています。

そのせいか、日本は隕石が大好き。日本の南極観測隊は、氷の上に落ちた隕石を計画的に発見する方法を開発し、たくさんの隕石を持ち帰っています。

東京都立川市にある国立極地研究所には、世界最大級の隕石コレクションがあるとか。ぜひ観に行きたいですね!

最後に

日本の南極観測隊が、知る人ぞ知る隕石ハンターだったとは。

ちなみに日本で発見された最大の石質隕石は、1850年、岩手県の陸前高田市にある長円寺の境内に落ちた「気仙隕石」で、なんと重さは135kg

その後いくつかに分割され、106kgとなった隕石が、国立科学博物館に所蔵されています。こちらには、日本最大の鉄隕石である「田上隕石」(174kg)も所蔵されています。

上野に行った際は、パンダだけではなく、ぜひ科博にも寄って隕石を自分の目で確かめてくださいね!

リカラット編集部 監修