リフォームでダイヤモンドが割れた!?悪いインクルージョンが原因?

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リフォームでダイヤモンドが割れた!?悪いインクルージョンが原因?

ダイヤモンドは、内部にインクルージョン(内包物)を持っているものが多く、出来る要因も様々。その種類や場所は一つ一つ異なります。
もちろんそれはそのダイヤモンドの持つ一つの個性でもありますが、インクルージョンの種類や場所によっては、取り扱い注意なこともまた事実。

例えば、ある種のインクルージョンが含まれていると、ひび割れの原因となり、最悪の場合はダイヤモンド自体が割れてしまうことも!?

実際にリフォームに出した際にダイヤモンドが割れてしまった、という体験談も耳にしたことがあります。

そこで、こちらではダイヤモンドが割れる原因とインクルージョンとの関係、そしてリフォームに出す際の注意点についてなどをお伝えしていきますね。

インクルージョンでダイヤモンドが割れる?

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インクルージョンとは、宝石内部にある曇りや結晶、ヒビやキズなどのことです。インクルージョンの大きさや場所によっては、宝石の美しさに多大な影響を与え、ダイヤモンドの場合、クラリティグレードに差が現れます。

ダイヤモンドは地上で一番硬い物質ですが、靭性は強い方ではなく、割れたり欠けたりすることも少なくありません。

そしてダイヤモンドの靭性が強くない、つまり割れやすい原因の一つにインクルージョンによるダメージが考えられています。
結晶構造上で生じたヒビや欠けなどが大きくなった結果、割れてしまうというものです。

特に下記の2点のインクルージョンがもしあなたのお持ちのダイヤモンドに見られる場合は、要注意です!

1.フェザー

結晶構造の崩れなどにより、石の内部にできた小さな欠けやヒビのこと。光を反射して白く羽根のように見えることからフェザー(羽根)と呼ばれます。見る角度によっては、良く見えなかったり透明に見える場合もあります。

フェザーがガードルの近くにある、異なるフェザーが接近しているという場合には、ヒビ割れが増して割れてしまう可能性がありますのでご注意を。

2.クリベージ / 劈開(へきかい)

結晶が生成する際に原子同士の結合が弱くなってしまったことが原因で生じる割れ目です。内部にへき開によるひび割れが見つかる場合は、将来破損の可能性があると考えて良いでしょう。内部のひび割れはフェザーと同様にクラリティグレードに影響するばかりではなく、耐久性にも多大な影響を与えるのです。

※参考
▶︎ダイヤのインクルージョン(内包物)ができる理由と種類を知りたい!

インクルージョンで割れる原因

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Photo by : wideweb / Shutterstock.com

ダイヤモンドの結晶は、原子が明確な配列で生成されているので、ある一定の方向から衝撃を与えると、結晶面に対して平行に割れてしまうという特質を持ちます。これが前の段落でも出てきた「へき開」と呼ばれているものです。

ダイヤモンドは八面体の結晶の表面に添って4つ、へき開の方向があります。

ダイヤモンドの原石をカットする場合には、この「へき開」の特性を利用することで、硬いダイヤモンドを簡単にカットすることができます。

しかし逆に言えば、この「へき開」の方向に沿って衝撃が与えられれば、簡単に割れてしまう可能性もあるということです。
なので、もしお持ちのダイヤモンドの内部に元々ヒビや欠けがある場合、何らかの衝撃でヒビが大きくなったり、割れたりする可能性もあると言える訳です。

リフォームで気をつけること

ダイヤモンドリング
お持ちのダイヤモンドジュエリーをリフォームや修理に出す際には、必ず最初にインクルージョンの確認をしてもらいましょう。このときに鑑定書があると大変便利です。
特にフェザーやクリベージなどのインクルージョンがある場合は、必ずリフォーム店に伝えて、リフォームの方法について相談されることをおすすめします。

もしも鑑定書もなく、インクルージョンがあるかどうかも分からない場合は、まずは前もってお店のスタッフに相談して見てもらってから、リフォームの依頼をするようにしましょうね。

なぜなら内部にヒビ割れがあることを考慮せずにリフォームを進めた場合、例えば指輪の爪部分をヒビ割れ部分に当ててしまったりすると、ヒビが拡大したり最悪の場合割れてしまう可能性もあるからです。

指環の爪には4本、6本などの立て爪から、爪のないベゼルやレール留めなどさまざまですが、特に圧力のかかる爪留めでセッティングする場合には、ヒビ割れが生じないように注意することが必須なのです。

まとめ

ダイヤモンド原石
ダイヤモンドが割れる原因となるインクルージョンについてお伝えしました。

インクルージョンについて知っておくだけで、大切なダイヤモンドが割れるといった事態を避けることができます。

ダイヤモンドを購入の際には必ず鑑定書を見て、インクルージョンの種類や大きさ、場所などを確認しておくことをおすすめします。

そしてリフォームに出す際には、何でも相談しやすい信頼のできるお店を選ぶこともとても大切ですよ。

あなたの大切なダイヤモンドジュエリー、上手に付き合って、末永く楽しんでくださいね。

リカラット編集部 監修