まるで猫の目 キャッツアイの中に輝く一筋の光

クリソベリルキャッツアイ ペンダントトップ

宝石の表面に現れる、一筋のライン。

縦長に光るシャープな線は、まるで暗い夜道で光る猫の目のようです。

これは猫目効果、又はシャトヤンシーとも呼ばれる不思議な現象。こちらでは、魅力的なキャッツアイについてのお話しをご紹介します。

キャッツアイについて知りたい!

クリソベリルキャッツアイ

キャッツアイとは光学的に現れる現象で、シャトヤンシーと呼ばれます。

クリソベリルを始め、アパタイト、シリマナイト、トルマリン、アクアマリン、クオーツなど多くの宝石に見られます。

他にも、タイガーズアイ、ホークスアイと呼ばれる宝石もありますが、これらは供給量が多く低価格で取引されています。

シャトヤンシーを見せる宝石の中で特に有名なのがクリソベリル・キャッツアイ

宝石そのものにキャッツアイという名が付けられています。こちらでは、クリソベリル・キャッツアイに焦点を絞って、お話を進めていきます。

クリソベリル・キャッツアイって希少なの?

クリソベリルキャッツアイ リング
クリソベリル・キャッツアイは、希少な宝石です。

主にスリランカで産出されていましたが、後にブラジルに供給が移動し、近年ではマダガスカルでも産出されています。

ただ、全体の産出量は減少しており、その分希少価値が高くなってきているといわれています。

価値のあるキャッツアイはどれ?

アレキサンドライトキャッツアイ

ハニーカラー

地の色が蜂蜜色をした、ハニーカラーをもつものは人気が高く、相対的に高い価格で取引されています。

またクリーム色やレモンイエローもハニーカラーに次いで人気です。緑の色合いをしたアップルグリーンや黄金色など、多彩な色を持ちます。

ハニーミルク

表面に光を当てると、猫目ラインを境に半分が蜂蜜色、残りの半分が乳白色(ハニーミルク)といった珍しい色の現象を見せるものです。

2本の猫目ライン

シャトヤンシー効果とは、半透明の宝石の表面のセンターに、白い光が上から下までくっきりと表れているもの。

そして光の動きに合わせて、ラインがクルクルと動きます。

時にはこの猫目ラインが2本になって、目が開閉されるように見えるといった不思議なものもあります。

アレキサンドライトキャッツアイ

クリソベリルは、大きく分けてキャッツアイとアレキサンドライトの2種類があります。

このふたつの特徴を兼ね備えたのが、『アレキサンドライトキャッツアイ』と呼ばれるものです。

これは昼と夜で異なる色を発する多色性のアレキサンドライトに、キャッツアイ効果が現れるもの。

不思議なアレキサンドライトキャッツアイは大変稀であり、希少価値も高くなっています。

キャッツアイの伝説


古代の人々は、キャッツアイは第三の目を司ると信じていたそうです。

キャッツアイを目の前に出されたら、偽りを言わずに全ての真実を伝えなければなりません

そして、自分自身の本当の気持ちが知りたい時には、キャッツアイを見つめて、冷静な判断力を養ったそうです。

キャッツアイを身につけると、気持ちを静めて物事を考える事が出来ると言われています。

将来へのビジョンをしっかりと判断する事が出来、正しい道を歩む事ができるようになると伝えられています。

世界最大のクリソベリル・キャッツアイは?

ジ・アイ・オブ・ザ・ライオン

『ジ・アイ・オブ・ザ・ライオン(ライオンの目)』と呼ばれるものが世界最大のキャッツアイです。

発見されたのは1800年代後半のスリランカで、原石は700カラット以上もあったそうです。

スリランカの王族に所有された原石は、1930年にラトナプラの一流研磨士によって465カラットのカボションにカットされます。

スリランカの国旗でもあるライオンに敬意を表した『ライオンの目』という名称は、所有者である王族一族によって命名されます。

カボションカットされたキャッツアイは、美しいペンダントとしてセッティングされ、セイロン総督によって身に着けられました。

あるセレモニーでこのキャッツアイを見たインドのマハラジャは、その美しさに釘付けになってしまい、セレモニーの間中ずっと目が離せなかったそうです。

キャッツアイの産地としても有名なスリランカは、キャッツアイを国石に選定しています。

まとめ

オパールキャッツアイ

不思議な魅力を持つ、キャッツアイ。

個人的にはもし出会う機会があったなら、ぜひ手に入れたい宝石の一つです。

リカラット編集部 監修